ストレスと胃の病気

日中はまだ暑いですが朝晩は涼しくなり体調管理に注意したい時期になりました。           

この時期、ストレスによる過敏性腸症候群、胃潰瘍・十二指腸潰瘍などに注意が必要です。
過敏性腸症候群とは、ストレスなどで下痢や便秘、腹痛、お腹の張りなどの症状がみられる病気です。対処法としては、暴飲暴食や喫煙、多量のアルコール摂取を控えて規則正しい生活を送るように心掛け、ストレス原因をできるだけ取り除きます。それでも改善しない場合は、消化器内科での治療が必要となります。

ストレスは胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因にもなります。ストレスは胃酸の分泌量を増やし、粘膜の修復を弱らせるため潰瘍の原因となり、イカ墨のような黒い便が出る、赤黒い大量な下血がある、真っ赤な血やイカ墨のような黒いものを多量に吐いた、などが挙げられます。これらは胃や十二指腸潰瘍からの出血を疑わせる症状で、早急に胃カメラや薬剤で治療しなければなりません。

下痢や便秘、腹痛がよく起こる時や、胃腸の出血が疑われる変化に気づいたら一度診察を受けましょう。