脂質異常症(高コレステロール血症)の治療で心筋梗塞を予防

脂質異常症の治療で最大36%心筋梗塞が予防された、という研究結果が報告されています。
参考文献:Eur Heart J. 2008 Feb;29(4):499-508.

脂質異常症(高コレステロール血症/高脂血症)は、血液中の脂肪分が増えすぎて、血液がドロドロになっている状態です。
少しずつ動脈硬化が進行して、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞などの病気の原因になります。

脂質異常症の治療では、まずは食事療法と運動療法、生活習慣の改善を行います。
食事はバランスの取れた食事を規則正しく食べることがお勧めです。また、運動を継続して行うと、善玉のHDLコレステロールが高くなります。体重管理の面からも脂質を下げるのに有効です。運動の基本は歩くことです。1日6,000〜8,000歩を目安にスタートして、徐々に増やすようにしましょう。

生活習慣を改善しても目標が達成できない場合は、薬剤による治療が必要になります。

岡山市北区・JR北長瀬駅前の内科・消化器内科「きたながせ内科クリニック」は、地域の皆様に役立つ情報を発信しています。
心筋梗塞などの予防には「洋食よりも和食」「継続的に運動する」ことを習慣にしていきましょう。