胃内視鏡検査(胃カメラ)
楽に、安心して受けられる優しい胃内視鏡検査(胃カメラ)
優れた性能で負担の少ない医療機器の使用と適量の鎮静剤の使用で 「うとうと眠った状態で検査を行う」ことで楽に、安心して検査と治療を受けていただけるようにしております。
身体的、精神的、時間的な負担を最小限に抑えながら安心して検査と治療を受けていただけるように取り組んでおります。初めて内視鏡検査を受ける方も、これまでに内視鏡検査でつらい経験をされた方もお気軽にご相談下さい。
消化器(食道・胃腸・肝臓・胆のう・膵臓)と内視鏡の専門医で、これまでに内視鏡検査は約21,000件、ポリープや悪性腫瘍の内視鏡治療は約1,100件ほど担当・指導しております。鎮静と鎮痛の国家資格(麻酔科標榜医)も 持っておりますので「うとうと眠った状態で検査を行う」について安心してご相談ください。
また、これまでに内視鏡検査でつらい思いをされて内視鏡検査に前向きなお気持ちになりにくい方には、内視鏡検査を受けずに胃がん、大腸がんを検査する方法もご提案しております。詳細は『内視鏡検査を受けない胃がん、大腸がんの検診方法』をご確認ください。
胃カメラとバリウム検査の違い
バリウム検査
バリウム検査では食道、胃、十二指腸の形や動きがわかるなどの長所があります。 しかし、異常が見つかれば結局は胃カメラによる検査が必要になります。 また、バリウムが腸に詰まってしまい便秘になったり、放射線による被爆などの欠点もあります。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
胃内視鏡検査(胃カメラ)は食道、胃、十二指腸を直接観察するので早期の病気でも発見が可能で、その場で細胞の査を行うことも可能です。 また、検査中に出血を止めたり、ポリープを切除したりといった治療を行うことができるのも大きな特徴です。 症状がある方は勿論ですが、健康診断の検査としても胃カメラをお勧めします。 詳細は『やさしい内視鏡、質の高い診療、安全な治療』をご確認ください。
40歳を過ぎたら内視鏡検査をお勧めします
胃がんは罹患率(がんになる割合)、がん部位別死亡原因の両方で上位の病気です。
国立がん研究センターの統計によると胃がんは、罹患数では第2位、部位別死亡数で第3位、と上位に入るがん疾患です。
特に男性は40歳以上になると胃・大腸・肝臓など消化器系のがんによる死亡割合が高くなります。
そのため、最初の胃内視鏡検査を受けるタイミングとして、40歳を越えた時期をお勧めしています。
ただし、胃がんリスクが高い方(ご家族に胃がんの方がいる、胃・十二指腸潰瘍やヘリコバクター・ピロリ菌感染している、喫煙や飲酒をされている、など)は、それより早い段階で胃カメラをお勧めしています。
こんな症状があればご相談ください
胃がんは初期段階ではほとんど症状がありませんが、次のような症状があれば胃がんの可能性があるのでご相談ください。
- 貧血
- 胃の不快感・腹痛
- お腹の膨満感
- 胸焼け
- 血の混ざった黒い便(タール便)
- 食欲不振
- 嘔気嘔吐
- 全身の倦怠感
- 体重減少
胃カメラでわかる病気
- 食道がん
- 胃がん
- 十二指腸がん
- 萎縮性胃炎
- 胃・十二指腸潰瘍
- 胃・十二指腸ポリープ
- 逆流性食道炎
- 食道裂肛ヘルニアなど
胃内視鏡検査(胃カメラ)の流れ
前日の夕食を21時までに終えてもらい、朝食を抜いて来ていただきます。飲水に関しては制限はありません。
検査後、内視鏡画像をご覧いただきながら、詳しく検査結果をご説明します。
1.検査予約
お電話またはネット予約でご予約いただけます(お電話は診療時間内、ネット予約は24時間対応しています)。
状況によって当日の胃カメラ検査は対応できないことがあります。
ただ、胃が痛いなどお急ぎの場合は早めに検査できるように調整させていただきますので診療時間内にお電話で直接ご相談ください。
2.検査前日
夕食は21時までに済ませてください。 お水、お茶は夜間も摂取可能です。
3.検査当日
起床後~検査終了までは食事は出来ません。
水・お茶を飲んでいただくことはできます(しっかり飲んで結構です)。
毎朝飲む薬がある場合は起床後すぐに服用してください。
糖尿病の薬(インスリンも含む)は内服しないでください。
水分は検査の1時間前まで摂取可能です。
検査前
検査10分前までに来院し、診察券・承諾書を出し、受付をしていただきます。
胃の中の泡を取り除くお薬を飲みます。
お鼻からの検査の場合はお鼻、お口の場合はお口の麻酔をします。
検査中
検査台に横になり、ご希望の方は鎮静剤(静脈麻酔)を注射し、リラックスした状態で内視鏡検査を行います。
(在院時間を最小限にしたいお忙しい方やお車で来院を希望される方には、鎮静剤を使用しない方法での経鼻内視鏡検査も可能です。逆に、不安の強い方にはご希望で鎮静剤を使用いたします。)
検査後
検査終了後は休憩していただき、その後、医師より検査結果の説明があります。(鎮静剤を使用しない場合は、ご希望のタイミングで検査結果を説明いたします。鎮静剤を使用した場合は約1時間はクリニックで休んで頂きます。)
細胞の検査(病理組織検査)をした方は、当日のアルコール・刺激物の摂取はお控えください。
鎮静剤を使用した当日は、自動車やバイク、自転車などの運転はできません。
また、重要な判断や集中力を要する仕事をすることもできません。
細胞の検査(病理組織検査)や大腸ポリープ切除を行った場合は、検査結果の説明を受けるため、約2週間後にご来院していただきます。
胃内視鏡(胃カメラ)の費用
胃カメラ
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
費用 | 約2,000円 | 約5,000円 |
ピロリ菌検査
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
費用 | 約650円 | 約2,000円 |
細胞の検査(病理組織検査)
1割負担 | 3割負担 | |
---|---|---|
費用 (1臓器) | 約1,200円 | 約4,000円 |
費用 (2臓器) | 約2,200円 | 約8,000円 |
費用は行った検査の合計になります。
病理組織検査には病理診断専門医の診察費用が含まれています。
初診料、再診料などは別途必要です。
胃カメラはお口からでも、お鼻からでも費用は同じです。