診療案内

消化器内科

消化器内科の専門医として食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓と幅広い消化器領域に対応しています。 食欲不振、腹痛、体重減少、嘔吐・下痢、嘔吐、便秘、血便、胸やけなどの症状や健康診断で精密検査が必要になった場合などはご相談ください。

消化器内科で扱う疾患

  • 逆流性食道炎
  • 食道裂肛ヘルニア
  • 胃炎
  • 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
  • 食道がん
  • 胃がん
  • 大腸がん
  • 膵臓がん
  • 胆のうがん
  • ヘリコバクターピロリ菌感染症
  • 潰瘍性大腸炎
  • クローン病
  • 便秘
  • 下痢
  • 感染性胃腸炎
  • 過敏性腸症候群
  • 大腸ポリープ
  • 腸閉塞
  • 胆のうポリープ
  • 胆のう結石
  • 胆のう炎
  • 急性・慢性膵炎

内視鏡内科(胃・大腸カメラ)

もっと減らせる「胃がん」、「大腸がん」

私たち専門家からすると、胃がんも大腸がんも内視鏡検査を受ければ発見しやすく、予防と治療がしやすい「がん」です。 ですから、胃がんや大腸がんの発見が遅れて生活に支障を来すような症状になるのは、とても残念なことです。 当院では安心して楽に受けられる精度の高い内視鏡検査(胃・大腸カメラ)と治療を行い、胃がんや大腸がんで困る方が一人でも減るように努めます。 胃がんはピロリ菌の除菌などが普及して以前よりは減少傾向ですが、胃がんがで亡くなる方は欧米(例えばアメリカ)に比べるとまだ2倍以上多いのが現状です。(figure1) 大腸がんは、日本では男女ともに患者数、死亡者数ともに増加傾向です。 一方、アメリカではその数は大きく減少しています。大腸がんで亡くなる方は日本の方が多くなってしまっています。(figure2) 同じ医療先進国でありながら、このような差が出ている背景には内視鏡検査の受診率があります。 アメリカでは1970年頃から国の方針で健診と内視鏡検査、さらに2010年頃から大腸ポリープ切除(クリーン・コロン)が推奨され、大腸がんの死亡率が53%も減少しています。 一方、日本では健診や内視鏡検査は会社や個人の判断に委ねられているため、受診率が低いことが胃がんや大腸がんが減りにくい原因と考えられています。 当院では消化器内科・消化器内視鏡の専門医として、安心して楽に受けられる精度の高い内視鏡検査(胃・大腸カメラ)と治療を行い、胃がんや大腸がんで困る方が一人でも減るように努めます。 初めて内視鏡検査を受ける方も、これまでに内視鏡検査でつらい経験をされた方も安心してご相談下さい。

(figure1)胃がんの死亡数

グラフ:内視鏡内科(胃・大腸カメラ)

(figure2)大腸がんの死亡数

グラフ:内視鏡内科(胃・大腸カメラ) 出展:World Health Organization(WHO), cancer mortality database, IARC-3.11.2020

40歳を過ぎたら内視鏡検査をお勧めします

胃がんも大腸がんも40歳を超えると発症が増えます。 どちらの病気も早期に発見すれば完治が期待できますが、早期はほとんど症状がありません。 内視鏡検査は直接、胃や大腸を細かく観察できることから病気の早期発見と治療に欠かせないものです。 そのため、症状がなくとも40歳を超えた方は内視鏡検査を受けることをお勧めします。 なお、ご家族に胃がんや大腸がんの方がいる、喫煙や飲酒をされている、健康診断で要精査になった、何か症状があるなど、リスクが高い方は年齢に関係なく検査をお勧めします。

当院の内視鏡検査・治療の特徴

胃がん、大腸がんの有効な予防方法 ―ピロリ菌除菌と大腸がんの心配がない大腸(クリーン・コロン)

胃がんの予防には内視鏡検査とピロリ菌の除菌治療が有効です。 当院では約2分で結果がわかるピロリ菌の検査と除菌治療を行っております。 大腸がんの予防には大腸のポリープを切除して大腸がんの心配のない大腸(クリーン・コロン)にすることが有効であることがわかっています。 欧米ではクリーン・コロンが推奨されており、すでに大腸がんは減少傾向です。 日本では、まだ一般的に浸透していないことですが、当院では先駆けてクリーン・コロンを目指した検査治療を行っています。 その他の当院の検査・治療については、「当院の特徴」をご覧ください。

内視鏡検査を受けるか迷っている方へ

受診された皆様に安心して笑顔になっていただくことが私たちスタッフの何よりの喜びです。 初めて内視鏡検査を受ける方も、これまでに内視鏡検査でつらい経験をされた方も安心してご相談ください。 内視鏡検査を受けられる方は二つの不安を抱えてご来院されると思います。 一つ目は検査自体への不安、二つ目は検査結果(病気)への不安です。 一つ目の検査への不安を取り除くために、楽に受けられる優しい内視鏡検査を行っております。 二つ目の検査結果(病気)への不安を取り除くために、分かりやすい丁寧な説明したうえで検査と治療を提案し、多くの方に満足していただいています。 どうしても内視鏡に抵抗がある方には内視鏡以外の胃がん、大腸がん検診もご提案しております。 詳細は『内視鏡検査を受けない胃がん、大腸がんの検診方法』をご確認ください。

よくあるご質問

詳細は、『よくあるご質問』の『内視鏡検査』 をご確認ください。

胃内視鏡検査(胃カメラ)

詳細は胃内視鏡検査(胃カメラ)のページをご覧ください。  

ピロリ菌外来

ピロリ菌と胃がん -若い時期に除菌しましょう

ピロリ菌の感染により、慢性胃炎、胃・十二指腸潰瘍や胃がんの原因になります。 ピロリ菌は胃の粘膜に生息する細菌で、多くは幼少期に口から感染します。 逆にピロリ菌を除菌すればこれらの病気の再発率は減少します。 若い時期にピロリ菌を除菌するほど、胃がんになる率は低下します。 がんの発生を減少させる効果が確立されたものは少なく、ピロリ菌の除菌は大変有用な治療と言えます。 なお、ピロリ菌の検査と除菌を保険診療で行う場合は胃カメラが必要です。 胃カメラをせずにピロリ菌の検査と除菌を行う場合は自費診療になります。 詳細は受診時、お尋ねください。

検査方法 -2分で結果がわかるピロリ菌検査

当院では、薬を服用してから回収した呼気を専用検査機器で調べることで、約2分でピロリ菌の有無がわかります。 簡単で負担が少ない検査ですが、他のピロリ菌検査と同等の精度が確認されています。(事前予約が必要です) その他の方法として、胃カメラの細胞の検査、採血、便検査などがあります。 これらの検査は結果がでるまで、数日から数週間時間が必要になります。 どの検査が適切かはご病気や内服薬などで決まります。

ピロリ菌を除菌するメリット

ピロリ菌を除菌すると慢性胃炎や胃・十二指腸潰瘍や胃がんの発生率が下がります。 若い時期にピロリ菌を除菌するほど、これらの病気になる率は低下します。

ピロリ菌除菌の方法

まず胃内視鏡検査(胃カメラ)で胃炎を確認します。 胃炎があり、ピロリ菌が陽性であれば除菌の対象になります。 除菌では、抗生物質と胃薬を朝晩2回、1週間のんでもらいます。 時に軟便・下痢や、口の中が苦くなるなどの副作用がありますが、 ほとんどは軽いもので治まり、服用が終われば改善します。 症状で困る場合は来院していただきます。

ピロリ菌除菌判定

除菌治療が終了してから約8週間後にピロリ菌が消えたかどうかの検査(呼気テスト=風船をふくらませる検査、便検査)を行います。 詳細は『ピロリ菌の検査方法 -2分で結果がわかるピロリ菌検査 』 をご確認ください。

二次除菌、除菌した後のお話

最近、抗生物質に耐性のピロリ菌が増加しています。 最初の除菌(一次除菌)で消えなかった場合は、二回目の除菌(二次除菌療法)が認められています。 二次除菌では抗菌薬を変更して再び除菌療法を行います。 一次除菌での成功率は80~90%、二次除菌での成功率は約90%と報告されています。 ピロリ菌が消えると胃粘膜が健康になります。 胃はもともと胃酸を出して消化を助けるのがお仕事なので、ピロリ菌が消えて健康な状態になった結果、一時的に胃酸が増えて胸やけ症状が出たり、胃の調子がよくなって食欲が出て体重が増加することもあります。 その場合、症状に合わせたお薬を使用することがあります。 しかし、胃がんになるリスクが下がるメリットの方が大きいと考えられています。

ピロリ菌除菌の費用

検査内容 1割負担 3割負担
ピロリ菌感染の診断(採血) 約250円 約700円
ピロリ菌感染の診断(便検査) 約300円 約900円
ピロリ菌除菌 約700円 約2,100円
ピロリ菌除菌判定(呼気試験) 約600円 約1,800円
内視鏡検査を受けずに、ピロリ菌検査治療だけをしたい場合は自費になります。 保険適応としては、胃カメラで慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍がある場合にピロリ菌感染を調べる検査が認められています。

ピロリ菌の除菌が保険適応になる方

  • 内視鏡検査または造影検査で胃潰瘍または十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者
  • 胃MALTリンパ腫の患者
  • 特発性血小板減少性紫斑病の患者
  • 早期胃がんに対する内視鏡的治療後の患者
  • 内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者

よくあるご質問

詳細は、『よくあるご質問』の『ピロリ菌外来』をご確認ください。

楽に、安心して受けられる 優しい大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸がんの有効な予防方法

-大腸がんの心配のない大腸(クリーン・コロン)の治療を行っています 詳細は大腸内視鏡検査(大腸カメラ)のページをご覧ください

内視鏡検査を受けない胃がん、大腸がんの検診方法

 
当院では内視鏡検査ではない、胃がんと大腸がんの検診も行っています。 胃がんの検診として採血で胃がんの発生リスクを評価するABC検診を行っております。 大腸がんの検診としては便潜血検査を行っております。 胃がんと大腸癌がんは日本人に多い病気ですので、可能であれば定期的に胃内視鏡検査(胃カメラ)、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けていただきたいと考えています。 ただ、これまでに内視鏡検査でつらい思いをされた方は内視鏡検査に前向きなお気持ちになりにくいと思います。 そこで当院では内視鏡検査ではない、胃がんと大腸がんの検診も行っています。 なお、ABC検診や便潜血検査が陽性の場合やがんの存在を直接確認したい場合は、やはり内視鏡検査が必要になります。  

内科

日本人の死因の1位はがんですが、2位と4位は心疾患と脳血管疾患で、どちらも動脈硬化が深く関係しています。 内科では、心疾患と脳血管疾患の原因となる高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)などの生活習慣病の治療を行います。 また、全身の病気の診療も内科専門医として行います。 病気のサインを見逃さないために「何となく体調がすぐれない。」 「以前と違う。」と思うことがあれば不安をそのままにせず、 お気軽にご相談ください。

このような疾患でお悩みの方はご相談ください

全身に影響のある疾患

高血圧 糖尿病 脂質異常症(高コレステロール血症) 高尿酸血症・痛風 骨粗しょう症 更年期障害 甲状腺機能亢進症・低下症 睡眠時無呼吸症候群 不眠・睡眠障害 うつ状態

アレルギー疾患

花粉症 気管支喘息 じんましん

心臓・血管の疾患

狭心症 心不全 不整脈

呼吸器(肺)の疾患

慢性閉塞性肺疾患(COPD、肺気腫や慢性気管支炎)

肝臓の疾患

慢性肝炎 B型肝炎 C型肝炎  脂肪肝/非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)/非アルコール性肝炎(NASH) アルコール性肝炎

腎臓の疾患

慢性腎臓病(CKD)
 

このような症状でお悩みの方はご相談ください

全身の症状

アレルギー 花粉症 体重の急な増減 めまい 貧血 黄疸 顔のほてり のぼせ 寝汗 声が出ない 頭痛 発疹 腰痛 鼻づまり 鼻水 頻尿 不眠

胸の症状

息苦しい 胸が痛い 胸やけ 動悸 不整脈 息切れ 咳・たん

お腹の症状

吐気・嘔吐 食欲がない お腹が痛い お腹の張り 下痢・便秘 血便 黒い便 下痢・便秘 痔

手足の症状

手足のむくみ 筋肉痛 手足がつる
 

高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)と脳梗塞・狭心症・心筋梗塞の密接な関係

狭心症・心筋梗塞の密接な関係 高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)の原因は、 多くの場合、食事のバランスが悪い・運動不足・喫煙・肥満などの生活習慣が原因なので、生活習慣病と呼ばれています。 高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)は多くの場合、生活習慣が原因なので、同時に発生することが多いのも特徴です。(例えば糖尿病だけ、ではなく糖尿病と糖尿病が同時に起こるなど)。 高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)は気が付かない間に動脈硬化を進行させます。 高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)が同時に発生している場合は、動脈硬化の進行がさらに早くなります。 症状を自覚する頃には回復できない合併症が発生していたり、 さらに動脈硬化が進行すると脳梗塞・心筋梗塞などの原因になります。 そのため、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高コレステロール血症)の診断には見落としがないように丁寧な問診、診察と全身状態を確認する検査を行います。 健診で異常を指摘された、最近体調がすぐれない、家族に病気を指摘された方がいるなどがあれば受診をお勧めします。

運動した方が良いですよと言われたら、どのくらい運動したら良いの?

運動のメリット

・体重が減る ・血圧・血糖値、コレステロールが下がる ・心臓の病気、脳卒中の可能性が下がる ・がんになる可能性が減る(大腸がん、乳がん、肺がんなど) ・転倒や骨折の可能性が減る ・病気による死亡率が下がる ・うつ症状、不安、不眠症状が軽くなる ・認知機能が改善する 「運動した方が良いですよ」と言われたことはありませんか? 運動は健康に良い影響があることが、多くの研究によって示されています。 体重が減る、血圧などが下がるなど効果が実感できるものから、将来心臓の病気やの卒中になる可能性を減らす、がんになる可能性を減らすなど多くのメリットが確認されています。

どんな運動を、どのくらい?

WHO(世界保健機関)は、全ての成人に1週間に150分以上の中等度(※1)の運動、または75分以上の高強度**の運動を推奨しています。 同時に、体幹に近い大きな筋肉群のトレーニングを1週間に2回以上行うことを推奨しています。 実際には運動の時間を確保するのが難しいという方も多いと思います。 しかし、最近の研究では運動量の少ない人が、わずかでも運動量を増やすと、病気のリスクを下げることがわかっています。 運動量は少しでも意義があるのです。 例えば、お昼休みに1日に10分歩くだけでも良いと言われています。 また、座っている時間を減らすことも病気のリスクを低下させます。 長時間デスクワークをする方は、お仕事の合間に1分ほど歩くだけでも効果があると言われています。 ※1 中等度の運動 少し息が上がるが会話できる程度の運動。 例えば、早歩き、軽い体操、水中ウォーキングなど。 ※2 高強度の運動 息が上がり会話ができない程度の運動。 例えば、ウェイトトレーニング、水泳、ランニングなど。

高血圧

最近の話題

最近の研究で脳心血管の病気(脳卒中や狭心症・心筋梗塞・心不全など)を予測する方法として、診察室血圧よりもご自宅で測定する家庭血圧が優れていることがわかってきました。 血圧を適正な状態に保つことで脳卒中を40%、心筋梗塞を25%、心不全を50%させることが示されています。 また、高血圧が続くと認知症のリスクが高くなることがわかってきました。 血圧目標を達成するため複数の薬剤を使用することがありますが、配合剤の使用により個々の状態とライフスタイルに合わせた治療ができるようになりました。 高血圧治療ガイドラインが5年ぶりに改訂され、血圧の降下目標が140/90mmHg未満から130/80mmHg未満に引き下げられました。
主な研究論文・診療ガイドライン
  • 高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)(日本高血圧学会)
  • 高齢者高血圧診療ガイドライン2017(日本老年医学会)
  • エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018(日本腎臓学会)
  • 家庭血圧測定の指針 第2版(日本高血圧学会,2011)
  • 妊娠高血圧症候群新定義・臨床医分類(日本妊娠高血圧学会,2018)

1.高血圧とは

高血圧とは、心臓から全身に送り出された血液が血管の壁を押すときの圧力が高い状態が続いていることです。 高血圧が続くと動脈硬化が進み、脳卒中・心筋梗塞・心不全・腎不全の原因になります。 高血圧はサイレントキラー(静かな殺人者)ともいわれており、ほとんどの人で自覚症状がないまま脳や心臓の動脈硬化を起こし、わが国で年間10万 人以上の方が高血圧が原因で亡くなっています。
1-1 該当する方はどれくらいいるか
厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」の平成29年(2017年)調査によると、高血圧性疾患の総患者数は約994万人でした。 性別にみると、男性約431万人、女性約563万人で、女性が多い結果となりました。
1-2症状
初期は自覚症状はほとんどありません。 動脈硬化が進行すると症状を自覚するようになることもあります。 頭痛 ・夜の頻尿や呼吸困難 ・めまいやふらつき ・下肢冷感(足の冷えを感じる)
1-3 原因と分類
高血圧は大きく分けて、本態性高血圧と二次性高血圧に分けられます。 本態性高血圧 高血圧患者さんの約8~9割を占めます。 遺伝や塩分の取りすぎ、肥満などさまざまな要因が組み合わさって起こり、中年以降に多い傾向があります。 また、家族性の要因が約60%あるといわれています。 これは遺伝的な要素 ・家族で似た生活習慣(食塩摂取量が多い、過食や偏食、肥満、運動不足など)にある という環境要素 の2つの可能性が考えられています。 食生活や運動など生活習慣の修正が予防・治療で重要です。 二次性高血圧 高血圧性患者さんの約1~2割を占め、若い人に多く見られます。 ・ 腎臓の働きが低下して塩分や水が排出されにくくなった場合 ・副腎などの病気で血圧を上げるホルモンが増えている場合 ・血管の病気の場合 ・ほかの病気の治療で使用している薬が原因の場合などで起こります。 原因を取り除くことができれば、血圧の正常化が期待できます。 若い方の高血圧、急に発症した高血圧には二次性高血圧の可能性を考え詳しい検査が必要なことがあります。
1-4 合併症
高血圧が続くと血管が硬く狭くなり(動脈硬化)、 さらに血圧が上昇することになります。 脳卒中 ・心筋梗塞、心不全 ・腎不全

2.高血圧がわかるきっかけ 検査と診断

運動や気温の変化などによって血圧は上昇することがあるため、測定した時にたまたま数値が高く出ることもあります。 このように一過性の場合もあるので、測定を数回繰り返します。 正常値より数値が高い状態が続く場合に「高血圧症」と診断されます。
2-1 高血圧がわかるきっかけ
普段から機会があれば血圧を測定しましょう。 家族に高血圧の方がいる場合は意識して血圧を測定しましょう。
2-2高血圧の検査と診断
高血圧によって体がどのような影響を受けているか、重要な合併症がないかを検査します。 また、高血圧の原因となる腎臓やホルモンの異常がないかなどの検査(心電図、胸部レントゲン、脂質異常症、糖尿病、腎機能低下、ホルモン異常)を行うことがあります。 血圧には①病院・クリニックなどで測る診察室血圧、②自宅で測る家庭血圧、③特殊な機械で15分 ~1時間ごとに1日掛けて血圧を測る24時間血圧、の3つがあります。 一般的には診察室血圧と家庭血圧が用いられます。 診察室血圧の測定は数回測定し判定、家庭血圧は5~7日の平均で判定します。 最近の研究で脳心血管の病気(脳卒中や狭心症・心筋梗塞・心不全など)を予測する方法として、診察室血圧よりも家庭血圧が優れていることがわかってきました。 高血圧の判定では家庭血圧のほうが優先して用いられます。 診察室血圧が140/90 mmHgを超えたら、家庭血圧が135/85 mmHgを超えたら高血圧と診断します。

3.高血圧の治療

75歳未満の方は診察室血圧で130/80mmHg未満、75歳以上の方は140/90mmHg未満を目指します。 合併している病気の状態などにより、厳格に下げたほうがよい場合や、あえて慎重に下げたほうがよい場合があります。
3-1薬を用いない高血圧の治療
食事、運動、嗜好品(飲酒、喫煙)などの生活習慣を修正することで高血圧の予防や改善が期待できます。 具体的には減塩、肥満の改善、飲酒量を減らすなどに加えて、運動や食事のパターンの見直し、禁煙などです。 その他、ストレスの軽減も有効といわれています。 このような生活習慣の修正を組み合わせて行うことでより良い効果が期待できます。
3-2薬を用いた高血圧の治療
生活習慣を改善しても血圧が目標まで下がらない場合に行います 血圧を下げる薬には多くの種類があり、その中から患者さんの状態に合わせて適切な薬を決めていきます。 十分に血圧を低下させるためには複数の薬を組み合わせることがありますが、最近では2種類以上の成分が含まれる配合剤が使用できますので、負担が少なくなるよう工夫されています。
降圧薬の主な分類
カルシウム拮抗薬・・・血管を広げて血圧を下げます ARB、ACE阻害薬・・・血管を収縮させる体内の物質をブロックして血圧を下げます 利尿薬・・・血管から塩分と水分を減らし血圧を下げます β(ベータ)遮断薬・・・心臓の過剰な働きを抑えて血圧を下げます。

糖尿病

最近の話題

新型コロナウィルス感染症(COVID-19, SARS-CoV-2)に感染した糖尿病患者さんのなかで血糖管理が悪い方は症状が悪化する傾向が明らかに高いことが判明しています(米国疾病対策センター(CDC)の報告)。 ただし、糖尿病があっても血糖コントロールが良好であれば新型コロナウィルス感染症による危険性は、糖尿病でない人と同等とされており糖尿病治療の重要性が指摘されています。 Erin K. Stokes, et al.; Coronavirus Disease 2019 Case Surveillance -United States, January 22–May 30, 2020. Morbidity and Mortality Weekly Report 2020 / 69(24);759–765 最近では2種類以上の成分が含まれる配合剤や週1回内服タイプの薬剤が増えています。 糖尿病の状態とライフスタイルに合わせた治療ができるようになり、患者さんの負担を軽減し治療効果の向上が期待できるようになっています。 高齢者の方の血糖コントロール目標が新たに設定されました。 認知機能、日常生活動作、併存疾患及び低血糖のリスクにより血糖目標値が設定されました。
主な研究論文・診療ガイドライン
  • 糖尿病診療ガイドライン2019(日本糖尿病学会)
  • 糖尿病治療ガイドライン2018-2019(日本糖尿病学会)
  • 高齢者糖尿病診療ガイドライン2017(日本老年医学会・日本糖尿病学会)
  • 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017(日本動脈硬化学会)

1.糖尿病とは

糖尿病は体内のインスリンの作り方や使い方に問題が起き、摂取した食物エネルギーを正常に代謝できなくなる病気です。 インスリンは膵臓で作りだされて血糖を正常範囲に保つ役割をしますが、インスリンの量の不足か作用不足により血糖が高くなってしまいます。 様々な合併症をおこすので治療が必要ですが、改善すれば薬を中止することもできます。
1-1該当する方はどれくらいいるか
厚生労働省が3年ごとに実施している「患者調査」の平成29年(2017年)調査によると、「糖尿病が強く疑われる者」は約1,000 万人、「糖尿病の可能性を否定できない者」も約1,000 万人、 その中で糖尿病として治療を受けている方は328万人とされています。
1-2 症状
疲れやすい ・喉が渇く ・トイレが近い ・皮膚が乾燥して痒い ・手足のが痺れる、チクチクした痛みがある ・虫歯になりやすい、傷が治りにくい ・目がかすむ ・性機能の低下(ED)
1-3 原因と分類
糖尿病には大きく分けて1型と2型、その他に妊娠に合併するものや悪性腫瘍に合併するものがあります。
1型糖尿病(インスリン欠乏)
1型糖尿病は日本人には少なく10人に1人もいません。 若い方の糖尿病では1型糖尿病が多いですが、年齢に関係なく発症が見られます。 1型糖尿病では膵臓がインスリンをほぼ作ることができないため、インスリンを注射して補充する必要があります。 このため、以前は「インスリン依存型糖尿病」とも呼ばれていました。 1型糖尿病は免疫の異常でインスリンを作る膵臓の細胞が破壊されることで発症しますが、正確な原因はわかっていません。
2型糖尿病(インスリン分泌不全とインスリン抵抗性)
2型糖尿病は最も一般的な糖尿病で、10人に9人以上は2型糖尿病です。40歳を過ぎてから発症する場合がほとんどです。 2型糖尿病では、膵臓で作られるインスリンの量が十分ではない(インスリン分泌不全)か、作られたインスリンが十分作用しません(インスリン抵抗性)。 2型糖尿病は遺伝要因や、食生活や運動不足などの環境因子などが複合して発症します。
妊娠に合併した糖尿病
妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。 妊娠すると胎盤で作られたホルモンの影響でインスリンの作用が低下したり、胎盤でインスリンを壊す作用の酵素ができるため、妊娠前よりも血糖が上がりやすくなります。 このため、妊娠中期から特に後半は高血糖になる場合があります。 基準を超えると妊娠糖尿病と診断されます。
悪性腫瘍に合併した糖尿病
膵臓に腫瘍ができてしまいインスリンを作ることができなくなり糖尿病が悪化することがあります。 また、糖尿病は悪性腫瘍の発生リスクと考えられています。 悪性腫瘍が発生すると、腫瘍が分泌する炎症性サイトカインによりインスリン作用が低下して(インスリン抵抗性の悪化)しまい糖尿病が悪化することが報告されています。 Borst SE (2004) The role of TNF-α in insulin resistance. Endocrine 23: 177-182 1-4
合併症
血糖値が高いまま治療されないでいると血管が詰まってしまいます。 血管は体のすみずみに酸素と栄養を運ぶ通路のような役割を果たしているので、さまざまな合併症が生じます。 糖尿病の合併症は数年から数十年の経過でゆっくり生じます。 かなり進行するまで症状が出ないこともあり、気が付かないうちに 進行してしまい命にかかわる重い状態となることもあります。 しかし、血糖値をコントロールできれば合併症を予防できることがわかっています。そのため、きちんと血糖値を下げる治療をすることが必要です。
  • 動脈硬化(脳梗塞・脳出血・狭心症) 高血糖は血管が固くなったり狭くなったりする、動脈硬化症を進め る原因になります。
  • 糖尿病神経障害 高血糖のため手足の神経に異常をきたし、足の先や裏・手の指(手袋や靴下で覆われる部分)に痛みやしびれなどの感覚異常があらわれます。 痛みが慢性化したり、潰瘍や壊疽を形成し足を切断することなることもあります。
  • 糖尿病網膜症 高血糖により、眼の網膜(光や色を感じる神経が敷きつめられた膜)にある血管が障害され、進行してしまうと失明に至ります。糖尿病網膜症は自覚症状がないまま進行していきますので注意が必要です。
  • 糖尿病腎症 高血糖が長期間持続すると、腎臓の血管が壊れてしまい老廃物をろ過することができなくなってしまいます。 進行すると腎臓の機能が失われてしまい、最終的に透析治療が必要になります。

2.糖尿病がわかるきっかけ、検査と診断

糖尿病の初期は自覚症状がほとんどないので、多くの方は知らない うちにだんだん血糖値が高くなってきます。 早い時期に見つけて血糖コントロールをすると合併症を防ぐことができます。
2-1 糖尿病がわかるきっかけ
健康診断は糖尿病を見つける一番身近な方法です。 その他、献血や高血糖の症状(1-1)などがあれば早めに糖尿病の検査を受けましょう。
2-2糖尿病の検査と診断
糖尿病は血糖値とHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)が基準値より高いかどうかで診断します。 血糖値は検査した時点の血糖の濃度を反映しています。HbA1cは過 去1,2か月分の血糖値の血糖コントロール状態を反映しています。 糖尿病は急激に血糖値が高くなるのではなく、はじめは正常範囲の 血糖値が徐々に糖尿病の範囲まで高くなってきます。

3. 糖尿病の治療

糖尿病治療の目的は血糖値をできるだけ正常にして、合併症の発生や悪化を予防することです。 治療は食事療法、運動療法、薬物療法(内服薬やインスリン注射)の3つを組み合わせます。 まずは食事療法と運動療法、生活習慣の改善を行います。 それでも血糖の目標に達しないときには、内服薬や注射薬による治療が行います。
3-1食事療法
食事療法は糖尿病治療の土台です。 糖尿病の食事療法では食べてはいけない食品はありません。 1日に必要なエネルギー量を理解し、炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルをバランス良く摂取することを心がけてもらいます。
3-2運動療法
運動療法は食事療法と組み合わせることで、より大きな良い効果が期待できます。 運動は血糖値を下げる、肥満を解消して筋肉などでのインスリンの作用を高める、動脈硬化を防ぐなどの効果があります。 運動には有酸素運動と筋力トレーニングがあります。 一般的にはややきつい程度の有酸素運動が良いと言われています。 具体的にどのような運動をどの程度すればよいかは、個々の患者さんの年齢、合併症の有無、運動能力などを考慮して決定します。
3-3薬物療法(内服薬と注射)
糖尿病の薬はいずれもインスリンの作用不足を改善したり糖の吸収や排泄に働くことで、血糖値を下げる作用があります。
  • インスリンを分泌させる薬
  • インスリン抵抗性を改善する薬
  • 食後の血糖値を改善する薬
  • じん臓から尿へブドウ糖を出す薬
  • 注射(インスリン注射薬、GLP-1受容体作動薬)

脂質異常症(高コレステロール血症/高脂血症)

最近の話題

「高コレステロール血症」と「高脂血症」を総称して、「脂質異常症」と呼ぶようになりました。 脂質異常症は動脈硬化を引きおこし、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気につながります。 糖尿病や高血圧、喫煙なども動脈硬化と狭心症・心筋梗塞や脳梗塞の原因になりますが、脂質異常症が特に強力な危険因子であることがわかっています。 脂質異常症は動脈硬化を起こすその他の危険因子(高血圧、糖尿病、慢性腎臓病、喫煙、肥満、運動不足、家族歴など)との関連を評価して、患者さんごとの治療の選択が推奨されています。 最近の調査で、若年で心筋梗塞などを起こす家族性高コレステロール血症が日本人でも高頻度に存在することが指摘されています。家族に脂質異常症や狭心症・心筋梗塞や脳梗塞・脳出血の人がいる方は一度詳しい検査をお勧めします。 脂質異常症で頻用されるスタチンに不耐の患者さんにも使用できる薬剤が開発されています。
主な研究論文・診療ガイドライン
  • 脳心血管病予防に関する包括的リスク管理チャート2019(日本内科学会)
  • 動脈硬化性疾患予防にための脂質異常症管理ガイド2018年版(日本動脈硬化学会)
  • 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版(日本動脈硬化学会)
  • スタチン不耐に関する診療指針2018(日本動脈硬化学会)

1.脂質異常症(高コレステロール血症)とは

脂質異常症(高コレステロール血症/高脂血症) は、血液中の脂肪分が増えすぎて、血液がドロドロになっている状態です。 少しずつ動脈硬化が進行して、狭心症・心筋梗塞や脳梗塞などの病気の原因になります。 糖尿病や高血圧などよりも、脂質異常症が特に動脈硬化の強力な危険因子といわれています。 脂質にはコレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸の4種類があります。 この中で問題になるのはコレステロールと中性脂肪(トリグリセライド、TG)の2つです。 コレステロールにはLDLコレステロール(悪玉コレステロール) とHDLコレステロール(善玉コレステロール)の2種類があります。 LDLコレステロールは肝臓から全身に届けれられて細胞やホルモンの材料となりますが、余ったものは血管壁に付着して動脈硬化を起こします。 このため悪玉コレステロールと及ばれています。 逆にHDLコレステロールは血液中に余ったコレステロールを肝臓に持ち帰って動脈硬化を起こしにくくしてくれるので善玉コレステロールと呼ばれています。 中性脂肪(トリグリセライド、TG)はエネルギー源として使用される脂肪分です。 からだの主要なエネルギー源は糖分と脂肪分ですが、エネルギー(カロリー)が多いと、糖分が脂肪にかえられて中性脂肪として脂肪組織に蓄積します。 脂質異常症では、血液中にあふれている脂肪分が血管の壁にくっつき、かたまり(プラーク) ができます。 プラークが増えると血管が固くなったり、血管に炎症がおきたりして、 あるとき突然破裂します。 その瞬間に血管は完全に塞がれてしまいます(血管イベント)。 血管イベントが心臓で発生すると狭心症や心筋梗塞、脳で発生すると脳梗塞や脳出血となります。 日本人の死因の1位はがんですが、2位と4位は心疾患と脳血管疾患で、どちらも動脈硬化が深く関係しています。
1-1該当する方はどれくらいいるか
厚生労働省が3年ごとに実施している患者調査の平成29年(2017)調査によると、脂質異常症の総患者数は約220万人でした。 性別では、男性が約64万人、女性が約156万人でした。 女性は男性の2.4倍も多い結果でした。
1-2症状
脂質異常症は普段は全く症状がありません。 そのため脂質異常症に気が付くことがなく治療の機会を逃すことが多々あります。 狭心症・心筋梗塞や脳梗塞・脳出血の症状が現れて、初めて気が付くこともあります。
1-3原因と分類
脂質異常症の原因の多くは食べ過ぎ飲みすぎなどの良くない食生活や、運動不足、肥満などの生活習慣です。 なお、最近の研究で生活習慣とは関係なく遺伝的にコレステロールが高くなる方が少なくないこともわかっています。 家族に脂質異常症や狭心症・心筋梗塞や脳梗塞・脳出血の人がいる方は一度詳しい検査をお勧めします。 脂質異常症には主に次の3種類があります ・高LDLコレステロール血症:悪玉コレステロールが多い ・低HDLコレステロール血症:善玉コレステロールが少ない ・高中性脂肪血症:中性脂肪が多い 最も問題になるのは悪玉のLDLコレステロールが高い場合です。 実際はLDLコレステロールと中性脂肪の両方とも高い患者さんが多く、その場合はさらに動脈硬化が早く進みます。 また高中性脂肪血症は動脈硬化だけではなく、糖尿病患者さんに起こりやすい目や腎臓の血管の障害も進行させてしまいます。
1-4合併症
狭心症・心筋梗塞 ・脳梗塞・脳出血

2.脂質異常症(高コレステロール血症)がわかるきっかけ、検査と診断

脂質異常症(高コレステロール血症)の自覚症状がほとんどないので、多くの方は知らないうちに動脈硬化が進行します。 早い時期に見つけてコントロールをすると合併症を防ぐことができます。
2-1 脂質異常症(高コレステロール血症)がわかるきっかけ
健康診断が一番身近な方法です。 脂質異常症(高コレステロール血症)が指摘されたら早めに治療を始めましょう。
2-2 脂質異常症(高コレステロール血症)の検査と診断
  (日本動脈硬化学会編 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2017年版 より一部改変)

3.脂質異常症(高コレステロール血症)の治療

まずは食事療法と運動療法、生活習慣の改善を行います。 それでも目標に達しないときには、内服薬による治療が行われます。
3-1 食事療法
簡単にいうと「洋食より和食を」ということです。 かつて日本で脂質異常症が少なかったのは、日本人が脂肪分の少ない食生活をしていたからです。 食事療法は、まずは「洋食より和食」 からスタートするとよいでしょう。 脂肪分をとりすぎない 肉料理や油を使った料理はできるだけ減らしましょう。 コレステロールが多い食品を知っておく 卵はコレステロールを多く含みますので、週に2〜3個までにしたほうが良いでしょう。 食べすぎ・飲みすぎも注意 食べすぎは肥満を招き、脂質が高くなりやすい状態にします。アルコールは中性脂肪を高めます。お菓子類も砂糖、油、卵がたっぷり使われているものが多いため適量にしましょう。 食物せんいは十分に 食物せんいは脂肪分の吸収を妨げ、コレステロールの排泄を促す働きがあります。 野菜や海藻、きのこなどを積極的に献立に加えましょう。 ごはんなどの穀類を精白度の低いもの(白米より玄米など)かえるのも良いでしょう。 青魚や大豆製品がおすすめ いわしやさばなどの青魚や豆腐などの大豆製品には、脂質を下げたり動脈硬化を防ぐ成分が含まれています。
3-2 運動療法
運動を継続して行うと、善玉のHDLコレステロール が高くなります。 また、体重管理の面からも脂質を下げるのに有効です。運動の基本は歩くことです。 1日6,000〜8,000歩を目安にスタートして、徐々に増やすようにしましょう。
3-3 薬物療法
生活習慣を改善しても目標が達成できない場合は、薬剤による治療が必要になります。 悪玉のLDLコレステロールを減らすのに頻用される薬剤は、HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)という種類の薬剤です。 スタチンは肝臓のコレステロール合成を抑えるなどの作用があり、悪玉のLDLコレステロールを減らし、善玉のHDLコレステロールを増やす作用もあります。 中性脂肪を減らすのに使用されるのはフィブラート系薬剤です。脂肪細胞での脂肪の分解や肝臓での中性脂肪合成を抑えます。 これらの薬でしっかり治療を続けると、血管プラークの安定性が高まり、血管イベントの発生率が減る効果があります。

健康診断

各種健診診断を実施しています。 土曜日・日曜日も検診可能ですので、お気軽にご利用ください。

健康診断、雇い入れ時健診:労働安全衛生法で義務付けられている、労働者の健康診断や就労時の健康診断をおこなっています。

特定健診、後期高齢者健診:生活習慣病予防のための健診です。対象は40歳以上75歳未満の方です。 岡山市の国民健康保険加入者は毎年6月~12月に行われます。社会保険の被扶養者の方はご加入の健康保険にお尋ねください。

岡山市のがん検診:がんの早期発見・早期治療

健康診断、雇い入れ時健診

健診項目 検査内容 自己負担額
健康診断 問診、身体診察、身体計測(身長・体重)、血圧測定、検尿 3,500円
雇い入れ時健診 問診、身体診察、身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)、視力検査、聴力検査、血圧測定、検尿、血液検査、血圧測定、心電図検査、胸部レントゲン検査 10,000円

特定健診、後期高齢者健診

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岡山市のがん検診

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ワクチン(予防接種)

各種予防接種を行っております。
ご希望の方は、事前にご予約ください。

インフルエンザ 1回目 3,500円
インフルエンザ 2回目 2,500円
肺炎球菌ワクチン ニューモバック 9,000円
肺炎球菌ワクチン プレベナー 12,000円
MRワクチン(風疹・麻疹ワクチン) 10,000円