大腸カメラ

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸がんの有効な予防方法
-大腸がんの心配のない大腸(クリーン・コロン)の治療を行っています

大腸がんの多くは大腸ポリープから発生することがわかっています。 欧米では、がん化する可能性のあるポリープはすべて切除して、大腸がんの心配がない大腸(クリーン・コロン)にすることが推奨されており、大腸癌は減少しています。 日本では、まだ一般的に浸透していないことですが、当院では先駆けてクリーン・コロンを目指した検査治療を行っています。

楽に、安心して受けられる優しい大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

優れた性能で負担の少ない医療機器の使用と適量の鎮静剤の使用で 「うとうと眠った状態で検査を行う」ことで楽に、安心して検査と治療を受けていただけるようにしております。

身体的、精神的、時間的な負担を最小限に抑えながら安心して検査と治療を受けていただけるように取り組んでおります。初めて内視鏡検査を受ける方も、これまでに内視鏡検査でつらい経験をされた方もお気軽にご相談下さい。

消化器(食道・胃腸・肝臓・胆のう・膵臓)と内視鏡の専門医で、これまでに内 視鏡検査は約21,000件、ポリープや悪性腫瘍の内視鏡治療は約1,100件ほど担当・指導しております。鎮静と鎮痛の国家資格(麻酔科標榜医)も 持っておりますので「うとうと眠った状態で検査を行う」について安心してご相談ください。

また、これまでに内視鏡検査でつらい思いをされて内視鏡検査に前向きなお気持ちになりにくい方には、内視鏡検査を受けずに胃がん、大腸がんを検査する方法もご提案しております。詳細は『内視鏡検査を受けない胃がん、大腸がんの検診方法』をご確認ください。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)

40歳を過ぎたら内視鏡検査をお勧めします

大腸がんは罹患率(がんになる割合)、がん部位別死亡原因の両方で上位の病気です。

国立がん研究センターの統計によると大腸がんは、罹患数では第1位、部位別死亡数で第2位、と上位に入るがん疾患です。
特に女性ではがん死亡原因の1位になっており、予防が重要になっています。

日本の大腸がん検診の受診率は、40歳以上で男性27.4%、女性24.9%となっています。
一方、他国での大腸がん検診受診率は、フランス50%、イギリス60%、フィンランド73%、韓国44.7%であり、日本の大腸がん検診受診率が国際的にみても低い水準になっています。

40歳を超えると大腸がん発症のリスクが高くなりますので、40歳になったら大腸内視鏡をお勧めします。 なお、血縁者に大腸がんの方がいる、喫煙や飲酒をされている、健康診断で要精査になった、何か症状があるなど、リスクが高い方は年齢に関係なく検査をお勧めします。

こんな症状があればご相談ください

  • 40歳以上の方で大腸カメラを受けたことがない方
  • 排便時に出血がある
  • 便に血が付着する
  • 健康診断で便潜血検査が陽性になった
  • 貧血がある、急激な体重減少がある
  • 以前に比べ便が細くなった
  • 便秘や下痢が長引く、おなかが痛む・張る
  • 血縁者に大腸がんの人がいる
  • 大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でわかる病気
  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 潰瘍性大腸炎、クローン病
  • 大腸憩室症
  • 虚血性大腸炎、薬剤起因性大腸炎、感染性腸炎

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)の流れ

大腸カメラは大腸の中を直接観察する検査です。 腸洗浄液 により腸の中をきれいにする必要があります。

1.検査予約

写真: 外来受診のイメージ

大腸カメラをご希望の場合、事前に外来を受診していただきます。
診察、準備の検査ののち、予約をお取りいただきます。
内服されている薬剤の確認をしますのでお薬手帳をお持ちください。

2.検査前日

写真: 検査前日のイメージ

検査前日の食事は消化が良く、大腸に残りにくい食事をお願いしております(野菜などの繊維質、きのこ、海藻類、コンニャクなどは控えていただきます)。
夕食は21時までに済ませ、処方した下剤を服用していただきます。 お水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
※水分は多く摂取してください。

3.検査当日

起床後~検査終了までは食事は出来ません。水・お茶・スポーツドリンクを飲んでいただくことはできます(しっかり飲んで結構です)。
常用している薬は検査予約時の指示通り服用してください。 糖尿病の薬(インスリンも含む)は内服しないでください。

検査前

写真: 検査前のイメージ

腸洗浄液を飲む場所は自宅か院内かをご相談いただけます。
腸管洗浄液を指定の時間より1時間半~2時間程度かけて飲んでいただきます。
腸洗浄液の服用から約1時間たつと排便が頻回になりますが、2時間ほどすれば落ち着いてきます。気分が悪くなった場合は、服用を中止して、すぐにお知らせください。
自宅で腸洗浄液を内服された方は検査30分前までに来院し、診察券・承諾書を出し、受付をしてください。排便状態の確認をします。(最後の排便の状態を確認し、検査が正しく行える状態かを判断します。通常は5-10回の排便があり、便が透明で黄色の水の様になれば検査が可能です。)

検査中

写真: 検査中のイメージ

検査着に着替え、検査用紙パンツをはいていただきます(貴金属類は外してください)。
ストレッチャーに横になり、鎮静剤を注射し、リラックスした状態で内視鏡検査を行います。

検査後

写真: 検査後のイメージ

検査終了後は休憩していただき、その後、医師より検査結果の説明があります。(鎮静剤を使用しない場合は、ご希望のタイミングで検査結果を説明いたします。鎮静剤を使用した場合は約1時間はクリニックで休んで頂きます。)

大腸ポリープ切除をした方は、当日のアルコール・刺激物の摂取はお控えください。詳細は『日帰り大腸ポリープ切除後の安全に関する取り組み』をご確認ください。

鎮静剤を使用した当日は、自動車やバイク、自転車などの運転はできません。また、重要な判断や集中力を要する仕事をすることもできません。
細胞の検査(病理組織検査)や大腸ポリープ切除を行った場合は、検査結果の説明を受けるため、約2週間後にご来院していただきます。

腸洗浄液を飲むことが不安な方へ

患者様一人ひとりに最適な「腸洗浄液」をご提案いたします。
正確な検査を行うために、検査前には腸洗浄液を内服していただき腸内をきれいにする必要があります。

腸内洗浄液の内服は数時間かかることが多く、人によっては検査より腸内洗浄液の内服が辛いという方もおられます。
そこで、当院では4種類の洗浄剤を用意し、患者様の希望や年齢、基礎に応じて最適な洗浄剤をえらんでいただけるようにしております。
それぞれの特徴をご紹介いたします。

モビプレップ

液体、ポカリスエット味、洗浄が早く飲む量が少ないタイプ

特徴 水で溶かして飲むお薬です。 濃いポカリスエットの様な味です。
メリット 便を洗浄する能力が高く、比較的短時間で腸がきれいになるため、薬剤の服用量が少なく済みます。
デメリット 薬剤の半分量の水、又はお茶、麦茶、ウーロン茶、紅茶(糖分の入っていない物)を服用します。
飲み方 1000-2000mlをゆっくり飲みます。
腸がきれになった時点で飲むのは終了になります。
飲んだお薬の半分量の水分・お茶を飲みます。
飲み方の目安はコップ1杯を約10分かけて飲みます。
お選びいただけない方 腎臓に疾患をお持ちの方

ピコプレップ

液体、オレンジ味、1回あたりに飲む量が少ないタイプ)

特徴 水で溶かして飲むお薬です。 オレンジ味です。
メリット 量が少なく(150ml×2回)、 薬液後の透明な飲み物は、お好きな物をお飲みいただけます。
デメリット 前日の夜と検査当日の2回の服用が必要です。 寝ているときに便意がおきてしまうことがあります。
飲み方 ・水に溶かしたお薬150mlを前日の夜と当日の2回飲みます。
・前日はお薬の後、透明な飲み物1250ml以上を2~3時間ほどで飲みます
・当日はお薬の後、透明な飲み物750ml以上を1~2時間ほどで飲みますが、腸がきれいになった時点で飲むのは終了になります。
お選びいただけない方 腎臓に疾患をお持ちの方

ニフレック

液体、レモン風味、透析中の方にもご使用いただけるタイプ

特徴 水で溶かして飲むお薬です。 レモン風味の味です。
メリット 腸がきれいになりやすく、正確な検査が期待できます。 体内にほとんど吸収されないため、腎臓の病気をお持ちの方もご使用いただけます。
デメリット モビプレップよりも内服量が多いです。
飲み方 ・2000mlを約2時間かけて飲みますが、腸がきれいになった時点で飲むには終了になります。
・飲み方の目安はコップ1杯を約10分かけて飲みます。
・最初の2~3杯は15分以上かけてゆっくり飲みます。
お選びいただけない方 腎臓に疾患をお持ちの方

ビジクリア

錠剤、味がないタイプ

特徴 錠剤のお薬です。 味はありません。
メリット 錠剤を飲む時は水、お茶、麦茶、ウーロン茶、紅茶(糖分の入っていない物)でお飲みいただけます。
デメリット 錠剤が苦手な方には不向きかもしれません。
飲み方 ・錠剤5錠をコップ1杯の水分かお茶などで15分かけて飲みます。これを10回繰り返しますが、腸がきれいになった時点で飲むには終了になります。
お選びいただけない方 ・心臓、腎臓に疾患をお持ちの方
・65歳以上の方
・高血圧治療中の方

大腸内視鏡(大腸カメラ)の費用

大腸カメラ

1割負担 3割負担
費用 約2,000円 約6,000円

細胞の検査(病理組織検査)

1割負担 3割負担
費用 (1臓器) 約1,200円 約4,000円
費用 (2臓器) 約2,500円 約7,500円
費用 (3臓器) 約3,500円 約10,000円

大腸ポリープ切除

1割負担 3割負担
費用 (1個) 約6,000円 約18,000円
費用 (2個) 約7,000円 約21,000円
費用 (3個) 約8,000円 約24,000円

費用は行った検査治療の合計になります。
病理組織検査には病理診断専門医の診察費用が含まれています。

初診料、再診料などは別途必要です。
費用は目安となります。使用する鎮静剤の種類によって、費用は前後することがあります。
細胞の検査(病理組織検査)やポリープ切除術は大きさ、個数などで費用が変わります。
大腸ポリープを切除すると「内視鏡手術」として生命保険の還付金がおりる場合があります。生命保険や医療保険に加入されている方は、保険会社にご確認ください。

よくあるご質問

詳細は、『よくあるご質問』の『大腸内視鏡検査(大腸カメラ)』をご確認ください。